ドロドロ血液と視力低下の関係

網膜は、カメラで言うところのフィルムにあたり、光を感じ取り、それを視覚情報に変換する非常に重要な役割を果たしています。

この網膜には、血管がありますが、非常に代謝の活発な組織なので、後にある脈絡膜という血管の束のような組織からも酸素や栄養を受け取っています。

ですから、ドロドロとした血液により、目に血行障害がおれば、光や色を感知する網膜への酸素供給が不足して、機能が不安定になり、一時的に目が見えなくなることがあるのです。
大抵は、数十秒から数分で血流が改善され見えるようになりますが、網膜全体に血液が行かなくなると、全体が真っ暗になり、網膜の一部分が不安定になると、部分的に黒くなって見えなくなります。

ドロドロとした血液は、目だけでなく、全身いたるところで血行障害を起こす可能性があります。脳への血行障害がおこれば、頭全体が重く感じてボーっとしたり、延髄の呼吸中枢に血行障害が起これば、睡眠中の眠りが浅くなり、たっぷり寝たつもりでも疲れがとれなていないといったことも生じるのです。

体内の水分は、汗によって失われるだけでなく、じっとしていても皮膚から蒸発しますし、運動したときや就寝中にも汗をかいています。その他にも。ストレスを感じたときや過度の飲酒によっても体内の水分は失われているのです。
ですから、たとえ喉が渇いていなくても、水は意識的に飲む習慣をつけて下さい。喉が渇いたと感じるときは、既に体に十分な水分がなくなり、血液ドロドロになっていると思って下さい。

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